会社で学んだこと
この機会に、ここ10ヶ月間の働いていた事の振り返りも兼ねて、会社で学んだことについてまとめる。
2017年の8月半ばから2018年の6月いっぱいまで働いていた。ちょうど10ヶ月間ほど。
僕史上もっともレギュラーの仕事で続いた。この働いている期間には大変いろいろなことを考え、そして学べた。具体的に何を考えて何を学んだのかアウトプットしておく。
長文になることが予想される。つらつらと書いていきます。
振り返り
そもそもの始まりとして、なぜこのIT系のベンチャー企業でバイトを始めたのか。
前職(中古車売買)を約3ヶ月でやめた後、次に何をしようかなと考えたときに、ITとアパレルが頭に浮かんだ。ITは僕の兄がそっち関係で働いていた事の影響が大きい。
なんか新しくて、なんかかっこいい。それくらいのイメージだった。
とりあえずPCくらいはもっていた方がええやろ。ということで兄につきそってもらい秋葉原の電気屋で兄と全く同じタイプのPCを中古で購入した。Mac book pro のUSキーだ。
この時はニートで金もなかったので10回払いにした。いま思えばよく買ったなと思う。大きな買い物を普段しない僕からするとかなり思い切った。買ってよかったと思う。
PCを買った後はぽちぽちと遊びでPCをいじっていた。プロゲートで一通りのプログラミングを触ってみたりしていた。
アパレルに関してはシンプルに前から服が好きだった。
なぜ服が好きなのかはよく考えたことがないな。
自分がカッコいいと思うものを身につけるのが好きなのかも。
IT,アパレルの両方にバイトの応募をした。
まだ正社員として働く気はなくて、とりあえず両方試してみるかという思いでバイトに応募した。
結果、ITに先に受かったためそちらに入った。
週2,3で働いてITとアパレル両方かけもちするか。と考えていた僕だったが、IT系の会社に入ったときに、週4,5で働けます!と言ってしまったことによりフルコミで働くこととなる。
初めの2,3ヶ月は本当にきつかった。
そもそも週2,3でとりあえずプログラミングについて学ぶぼうと軽く考えていたため、週5のフルコミットで働くことにストレスを感じていた。自分の責任なんだけれども。
全くITの知識がないため土日も本を読まなければならなかった。
実際土日に本は殆ど読まないことが大半だった。
なぜ休日にまで勉強しなければならんのだという気持ちが強かった。
しかし、思う。
ITを学びたいと考えて入ったのだからとりあえず言われた書籍を読み倒した方が良かったやんと。
月曜日に勉強どこまで進んだ?という問いに答えるときのストレスたるや。
なんせ全く進んでいないのだ。
土日に遊んでいるときによぎるのは、やべえ勉強しなきゃという思い。
結局日曜日の深夜にちょびっとばかり勉強を進めるということが多かった。
せめて1ページくらいは進めとかなければやばいなという気持ちが強かったのだ。
自分の知識を増やすために勉強するというよりは、月曜日の報告のときにストレスにならないように勉強をするという感じだった。
職種はエンジニアだが、デバッガーとして採用されたため、職業的にはテストエンジニアだった。
今後、出来るテストエンジニアを目指して頑張ろう。となっていたが僕はテストに興味がまったくなかった。
プログラミングがしたくて、コードが書きたくて入ったのである。
そもそもQAの募集に応募したので当たり前なのだが、あまりにも興味がわかなかった。
業務もITの知識が全くないため、分からないことが分からないという状態だった。
つれえという状況がつづいて、確か11月ころに辞めますと上司に言った。
その時は朝2時ころまで話を聞いてくれて、もう少し頑張ろうと思い退職にはいたらなかった。今思えばこのときやめなくて本当に良かったと思う。
なぜなら、あのときやめようとした理由が、仕事終わらない辛い。やりたいことはこれじゃない楽しくない だったからだ。とにかく辛いからやめたいとばかり考えていた。
辛いけどやめずに続けたという経験は財産だ。
その後なんだかんだ時は過ぎて気づいたら6月になっていたという感じ。
正直5月頃にやめても良かったと思う。
4月頃にはまたやめたいという思いが強くなっていたのだが、この時はただ辛いからではなく、仕事に対して楽しさを感じることが出来なくて、このままここにい続けてもしょうがいと思ったのだ。アパレルで働きたいという思いも強くなっていた。
一通りいたからこそ自分はこれじゃないと感じる事ができた。そのうえで退職を考えた。前向きな理由になったものだ。
そのまま辞めたいやめたいと思いつつ2ヶ月ほど働いた。
6月に新しくチームに人が入り、その人が自分よりやる気があり勉強もめちゃする人間だとわかったときいよいよ自分はここにいる必要は なくなったと思い退職を告げた。
だいたい流れ的にはこんな感じだ。
学んだこと
- 報連相・質問の仕方。
- 辛い時の物事の考え方。
- 仕事の進め方
- 仕事で大切なこと
ざっくりと大きな所でいえばこの4つだ。それぞれについて詳細を書く。
報連相・質問の仕方
報告・連絡で大切なことは
報告する内容+報告を受ける側がその報告によってなにかアクションを起こす必要があるのかも伝える。
ということ。
具体的に言うと、
今後hogeのときにはhugaするようになりました。そのためhogeするときにはhugaをするようにして下さい。
という感じ。hugaするようになったんかー。で終わる可能性があるため、ちゃんとあなたもhugaするようにしてねと付け加える。
相談について
困ってるどうしよう。と相談するのではなく、
困ってる。そのためこうしようと思っている。どの案が良いと思いますか?もしくは他にいい案ないでしょうか?
と相談する。自分である程度打つ手を考えておいて、その中でどれがいいですかね?と聞くことの大切さ。相手の時間をいたずらに奪うのを防ぐことができる。
更に、打つ手を考える力、つまり素早くよりクリティカルな仮説を考えられるようになる。相談は仮説の答え合わせをする感じ。
質問について
どうしたらいいでしょうか?
だけではなく、
何をしようとしているのか+何に困っているのか+現在の自分の認識 をあわせて質問するようにする。
具体的には、
質問させてください。いまhogeをしようとしているのですが、やり方が分からず困っています。hogehogeの理由からhugaをすればよいと考えているのですが合っていますでしょうか?
と質問する。
何をしようとしているのか伝えることにより、そもそもの考え方が間違っている可能性を潰せる。 いや、それやりたいならそもそもこうやった方が良いよ。というアドバイスを受けられるかも知れない。
現在の自分の認識もあわせて伝えることにより、自分の仮説を立てる力が上がる。また、合っている場合相手の時間を削減できる。 仮説が合っている場合 ああ、その認識で間違いないよ。と答えるだけでよいのだから。
辛い時の物事の考え方。
働きはじめて2,3ヶ月くらいはただ辛かった。
全くわからない単語だらけで、 サーバーてなんやねん!APIとはなんやねん!という状態だった。わからないことを調べたら説明する言葉に更にわからないことが含まれていて、さらにその単語を探るとわからない言葉が...以下ループ といった状態だった。
振り返り の中でもちらりと記述したが、休日に勉強しなかった結果、月曜日の勉強進捗報告の場が辛い。と合わせて主なストレス源となっていた。
11月頃上司にもう辛いので辞めます。と話した。
そこで結果としてその場では辞めずに、そこから半年間続いた。
なぜか?
いままで
辛いことがあると ああ辛いだめだ。と辛いという感情に押しつぶされていた。
おおきな問題に押しつぶされて、どうすればいいんだと悩んで、嘆いているばかりだった。そして会社を非難していた。こんなにつらい思いをしているのはこの会社がブラックだからだ!!そりゃ辞めるよこんなやばい会社。とも思っていた。
大きな問題によりどうしようもうだめだと押しつぶされている感じ。
話し合い後
なぜこんなにも辛いと考えているのか、問題に向き合うようになった。
俯瞰して、今なぜ自分はこんなに辛いと感じているのか?なにが原因なのか?
を考えてるようになり、実は大きな一つの問題がドシッと重くのしかかり辛くなっているわけではないと気づく。
本当は大小いろんな問題が積み重なって辛いと感じていた。
だから?
なにが辛いかを全部書き出して、それぞれに対する対応策を打ち出していった。
そうすると、いままでただ辛いしか感じずただ辞めたいしか考えられなかったのが、徐々に前向きになり辛くなくなっていった。
何をストレスに感じているのかを自分の言葉で書き出していくというのはとても大切な行為だという事に気づけた。
意味も分からずいくつあるのかも分からない問題をただ辛いと思いながら、どうしようと悩んでいるよりずっと楽になれる。
悩み事は悩むことによって解決されることはない。
当たり前だろと思われるかも知れないが、僕的には目からウロコだった。
ただ、辛いのを環境のせいにして、その環境を呪い、ここはだめだから次にいこうと思うのは簡単だが、そのように転々と環境を変えて自分にベストマッチな場所を見つけるのはとても難しく大変なことであると思う。
そもそも僕の場合、理想の環境という定義もちゃんと考えていなかったが。
自分の中で確立された理想の環境がある場合
まずは今の環境と理想にどれくらい差があるのかを考えて、どうすれば理想に近づけることができるのかを考え、実施する。とても前向きで今までよりずっと楽しい。
自分の中で確立された理想の環境がない場合
書き出したストレスに感じることをとにかく潰していく。
言われて何かをするのではなく、自分から自分のために自発的に動くようになるのだ。
ただ僕は問題を解決していくにあたって恵まれていた。
職場の人がとてもよかったのだ。
なにをもってよかったかというと、
- 自分の意見を出すと聞いてくれる
- 論理性もなくいきなり怒らられるようなことがない
- 人間として面白みや深みがある人たちばかり
特に一つ目の、自分の意見を出すと聞いてくれる は本当に良かった。
そもそもベンチャー企業であるため、個人が意見を出したときに、自分の最良で勝手にやっちゃいな!という感じだったのだ。
最後の方は 毎週成長!! が標語になっていた。
問題を俯瞰して細分化していく中で、
自分でコントロールできる問題よりも、コントロールできない問題の方が多く、かつそれがクリティカルなものであるならその環境を離れたほうが良い。
人の性格を変えたり、就業時間や休みの曜日を変えて欲しいといった事象はアンコントローラブルである事がほとんどだ。
自分の仕事が終わらない事がストレスであるならば、なぜ終わらないのかを考え、自分の作業が遅いからだとわかれば対処を打つことができる。これはコントロールできる問題。
無理に居続けるのではなく。冷静に現状を把握して、自分でコントロールできるのかできないのかを見極めてから決断を下すという流れにすることで辛さが減った。
また、自分で意思決定する際の軸が一つ出来た。
仕事の進め方について
わからない場合聞く。
当たり前ですが、コレに尽きると思います。
15分悩んで調べて、それでも分からなかったらすぐに聞く。
長時間同じ問題を一人で悩むのは趣味だよ。
と上司に言われてなるほどなと思った。調べていると徐々に正解に近づいているのでは?と思うことがよくある。
ただ、ある一定の場所から急に解決の糸口がなくなり立ち往生してしまうということがある。
そんなときにここまで調べたのに。もう少し調べよう。と思って気づいたら30m,1hと時間が溶けることはよくある。15m悩んでダメそうなのであれば聞く。
一人で問題を解決することが目的なのではなく、問題を解決すること が 目的なのである。目的達成を最速でできる方法を探す。
人に聞くというのは自分がわからないということを伝えているのと同義であるため、プライドが邪魔してなかなかきけないということがある。また、聞いたら嫌な顔をされるということがある。
そんなものはクソくらえだ。嫌な顔されたらすみませんと思いつつも自分を誇る。
おれは今仕事を終わらせるために最良の方法をとったと。自分を卑下する必要はない。
教えてもらったことをメモして、徐々に学んでいくことが大切。
仕事で大切なこと
人間関係。
これは声を大にして言いたいです。仕事とは結局人と人の間で生まれて、コミュニケーションを絶対に取る必要がある。
だからこそ、挨拶をしたり日頃から相手を尊重したりといったことが本当に大切だなと思います。
すごい長くなった。もっと書きたいこともあるけどちょこちょこ書いていこう。